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tokekが、気のおもむくままにいろいろと好きなことをしている場所です。
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Thomas Dolby:Flying North

 一発屋とも言われがちなアーティストの一人がThomas Dolbyである。確かに"She Blinded Me With Sience"が大ヒットしたのでそう言われても仕方ないかもしれないが。実際は豊かな才能をもった人である。
 元々、考古学者の息子として生まれ、エジプトなど、様々なところで暮らしたことがあるらしい。そう言った影響もあるのか、幅広いジャンルに精通している。10代からシンセサイザーに触れ始め、あの"Video Killed The Radio Star"を製作した一人であるBruce Wooley率いるCamera Clubに参加。一枚のアルバムを残している。
 その後、XTCのAndy Partridgeの協力でシングルを製作したり、またXTCのオーディションを受けたり、Thompson TwinsやForeignerのサポートをするなどの下積みを重ねて、ついにソロアルバム”The Golden Age Of Wireless”を発表、”She Blinded Me With Sience"で一躍時の人となる。
 今回紹介する曲は、そのトップを飾る一曲で、疾走するリズムと煌びやかなシンセが美しい一曲。キーボーディストとしての実力を余すところなく発揮している。また、のびやかなメロディもかっこいい。
 このアルバム以降、マッドサイエンティストのイメージを売りに、実験性(とくにリズムで)とポップ性が同居した作品を発表、とくに”Hyperactive"と”Flat Earth"は名曲なので聴く価値あり。
 プロデューサーとしても一流で、Prefab SproutやJoni Mitchel、George Clinton等のアルバムのプロデュースを担当している。
 また、現在はコンピュータソフトの社長をやっており、その傍らでおなく活動をしている模様。



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古いトンネルを抜けたら、そこには


 
 

最近、ミッカがやけに暗い感じだ。
いつも物静かだが、重い雰囲気を身にまとうようになている。
みんなでレコードの観賞会をしても来なくなってしまった。

ある日、少し整理しようと、書類入れを覗くと、何日か前の新聞があった。
そこにこんな記事が書いてあった。
「稀代の楽士、死す」
さほど大きな記事ではなかったが、そこに目が奪われてしまった。
彼はべーシストだった。
彼は以前から、癌を患っており、その治療に奮闘していたが、結局、病魔の前に力尽きてしまったのだ。
20代ぐらいに初めてべースを手にしたという。もちろん最初は全く弾けなかった。
しかし、それにめげず、独自の弾き方を編み出した(彼はその弾き方に自信がなかったという)。
その弾き方は聴く者の耳をとらえて離さなかった。まるで地を這うよう蛇のように迫る、その音は同業者にも魅力的なものだった。
さまざまな名楽士たちと演奏を続け、最初の下手だった評価を完全に気し去って見せたのだった。

そういえば、ミッカは事あるごとに彼の名前を口に出していた。
彼女はよく「師匠」ともいっていた。
彼女の目標だった。

ミッカが散歩から帰ってきた。彼女は何も言わずに自分の部屋に入ると、すぐにベースを弾き始めた。少しあって、泣き声も聞こえてきた。

彼女の心の師匠。
その名はMick Karn
弾いている曲は
Sensitive














R.I.P,Mr.Karn.......本当に素晴らしいミュージシャンでした。あなたとあなたの音は絶対に忘れません・・・・・。
DNA : Blonde Red Head

 パンク勃興時のニューヨーク。このあたりからパンクとは一線を画す一大ムーブメントが発生した。
 ふつう、演奏が下手なアバンギャルドというものは単なる自己満足に終わってしまうことが多い。ただただノイズ、不協和音のみで訴えるものがない、頭でっかちの音楽だ。上手い人がやってこそがアバンギャルドといえる(例としてHenry Cow、山下洋輔など)。しかし、NY発のこのムーブメントは、演奏が下手な前衛であるにもかかわらず、鬼気迫る勢いでこちらに迫る。むき出しの感情、鋭い感性、すさまじい執念。テクニックはなくとも聴く者に異様な感情をわき起こさせる。
 この一大ムーブメントを巻き起こした一派を、人はNo Waveと呼んだ。そして、それを総結集させた名盤が"No New York"であった。プロデュースはあのBrian Eno、元祖素人ミュージシャンである。
 このムーブメントが生んだ功績は多大で、Teenage Jesus & The JerksのLydia Lunch、The ContortionsのJames Chance(White)等の才能を輩出し、また、この2人がそれぞれのバンドに在籍していたレック、チコ・ヒゲは後にフリクションを結成し、日本のアンダーグラウンドロックシーンを大いに沸かせた。
 しかし、No New York勢の中で最も世界的な成功を収めたのは、今回紹介するDNA在籍のArto Lyndsayとイクエ・モリではないだろうか。
 DNAの音楽は非常に独特だ。感触としてはロックなのだが、 ほかのバンドと比べると、よりアート色が強く、かなりジャンル分けしがたい。リーダー格のArtoはギターとボーカルを担当しているが、まともに演奏する気はさらさらなし。ひたすら、ギターをガチャガチャいわせ、うめき、がなる。ドラムスのイクエ・モリは呪詛的な、ルーツのわからぬビートを打ち鳴らす。この二人は全くの未経験だそうだ(しかも、イクエは全く英語が話せなく、意思疎通はジェスチャーと筆談だったという)。ぶんだけだと、聴く気を失くすかもしれないが、そこから発せられるエネルギーはすさまじく、自己満足の世界に終わらせていない。むしろ、強引なまでに相手を説得しようとしているかのようだ。またベースはもともとPeru Ubuに在籍していた人物で、彼らの音楽をロックたらしめる要素をになっている。
 解散後、ArtoはAmbitious Loversを経てソロとして活動中。坂本龍一とコラボを行うなど、かなり精力的だ。ガチャガチャとかきならすギターの音は相変わらずどころか、貫禄すら漂わせている。
 イクエ・モリはラップトップによるエレクトロミュージシャンとして活動。現在までにHenry Cow関連のミュージシャンやヒカシューとコラボレーションしており、こちらも精力的に活動中。
 今回紹介する曲は彼らの代表作で、比較的聞きやすい部類のもの。これと同名を冠したバンドが現在、活動中。ちなみにこれは映画からの抜粋。

和の森
さぁ、おはいりなさい、あなたが求める風景へ




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★ プロフィール
HN:
tokek
性別:
男性
職業:
ぬいぐるみ店スタッフ
趣味:
写真撮影     音楽鑑賞
自己紹介:
アンドロメダハイツ在住

好きな動物 
ねこ

萌えポイント 
ねこみみ

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XTC 
P-MODEL
ルイ・フィリップ 
原マスミ 
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ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど

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